『シーレーン防衛できない日本は他国の奴隷と化す』
先日、日本郵船のタンカーがソマリア沖で海賊に襲撃され、被弾した。幸い沈没や原油流出は避けられたが、この海域に限らず、我が国に石油や天然ガスをもたらすシーレーンには海賊が頻繁に出没している。にもかかわらず、我が国は海賊から日本のタンカーを守る対策をなんら取ろうとしない。今回もテロ特措法で近くにいた海上自衛隊は救援に駆けつけることができないという。同時期、海賊に遭遇したフランス海軍は、海賊の基地を叩いて逮捕したというのに!本書は、シーレーンとは何か。いまそこにある危機とは何か。シーレーンを押さえて日本を脅そうとする某国の意図まで描いてみせる。いくら道路を作っても石油を止められたら、車は走らないのである。国会議員も含め日本人のすべてがこの現実に目を覚まさねばならない。